佐世保事件がらみ。

この手の話は高崎事件のように調べる時間がかなり取られるので、
しばらくやる気は無かったのですが、いずみのさんとこで取り上げてるのでちょっと思ったこと書いておきます。

自分の日記から引用http://d.hatena.ne.jp/takanoe/20040315
周りの環境とか込みで犯罪については犯人の責任であって、
他の物(アニメだとかエロゲとか)に原因を求めるのは簡単ですが、
危険なことだと思います。
自分の理解できないものが犯罪の原因と考えると、
思考を停止してそれを責める事が出来て、
理解できない人たちが大きな声を上げることによって、
少数を弾圧することにつながっていくかと思います。

今回の事件において、バトロワであり、ネット(ホームページやチャット)であり、カッターを使ったサスペンスドラマだったり。
家庭環境や、学校、友人関係などなど、色んなものの影響を受けていると思います。
ただ、影響があるからといって規制したり、それのせいと言ってしまうと、もはやどうしようもありません。


個人的には精神鑑定は無意味だと思ってます。
殺人を犯した人間の精神状態が異常でないわけがありません。
そして、もし精神状態が普通なら、
殺人しても動揺しないということで、異常な人間ということになり、
どっちにしろ異常という結果が出ることになると思います。


http://d.hatena.ne.jp/takanoe/20040323
http://d.hatena.ne.jp/takanoe/20040324
↑高崎事件の話。表現の規制とかについてもまとめてます。
このあたりも参考にしていただけるとありがたいです。


実際のところ、擁護について言うと、嫌いな作品というのは実は擁護しやすいのではないかと思ってたり。
好きとか嫌いというのはそれだけ感情が動いているわけですし、
嫌悪の判断をするだけの知識はあるのでは無いかと。
例えば今回のバトロワについて言うと、私は観てないし読んでないのでわかりません。
作品として興味が無く、まるっきり知識もないので擁護することは出来ないです。
そういう人間より、作品が嫌いでも知識のある人の方が規制しようとする人たちに対して擁護出来るのではないでしょうか?
作品が好きで感情的な説明になる人より、冷静に説明出来る気がします。


関係リンク
地雷犬さんとこ
くまはちさんとこ


いずみのさんへの私信
ちょっと思ったこと書かせていただきましたが、乱文気味です。
「何も見せない。与えない」ってのは現実的にはかなり難しいかと。
小さなコミュニティだけで生活しているのなら出来るかもしれませんが、
幼稚園、小学校と行けば、同級生からでも情報が入ってきます。
しかも別の子からだと、その子の思考が入っているので、より危険だと思います。
また、子育てについては人それぞれであると思ってます。
この育て方がいいというのは、その子とその親であるからで、
他の親子には通用しないと思っていただいた方がいいかと。
自分ところで成功したから、それが一番であるという人がわりといて、
新しく子どもが出来た親に色々言ってきます。
しかも複数の人がばらばらにまるで正反対の事を言ってきたりします。
自分の子という成功例があるため、自信満々で今まで子育てをしたことの無い新人ママさんに自分のやり方を押し付けてきます。
場合によっては、ノイローゼになるぐらいです。


ちょっと話がずれたので、躾について。
親が子にする躾はコミュニケーションの取り方、痛みを知ること、
その痛みから人の痛みを想像すること、人の嫌がることをしない。
あたりが他者との関係として、大事なことなのではないかと思います。
情報についてはそれをどう考えるかを話し合える家庭がいいかと思います。
例えば、ニュースを見ながら、そのニュースについて話し合うとか。
その時に色々な視点で話すことが大事なのではないかと。


えらく長々と書きましたがとりあえずこの辺で。