事件の犯人像

まず最初に書いておきますが、犯人を擁護する気はありませんので、誤解無き様お願いします。
ネットを見ていると犯人は自分達と違うという考えと、同じだという考えがあります。
どちらの考えもわかりますので、手元にある女性セブンの記事から推察してみましょう。

隣同士だったが、付き合いはほとんどなかったようだ。
「被害者さん一家は加害者宅の前を通ってエレベーターに乗らなければならないため、あいさつは交わしていましたが、親しくしているところは見たことがありません」(住人)

被害者、加害者とも実名(苗字)表記だったので、その部分のみ修正させていただきました


あいさつはしていると。

近所の住人は「真面目で温厚な性格と思っていた」

近所の評判はわるくなかったようです。

母に進学の負担をさせられないと、学費、生活費を給付される代わりに、彼は新聞配達をする新聞奨学生として、働きながら専門学校に通いはじめた。
しかし、容疑者は1年制の専門学校を卒業後には希望どおりのアニメ関係の仕事で就職ができなかった。
(略)
帰郷した容疑者は、逮捕まで勤務していた自動車関係の会社に正社員として入社する。
職場同僚はこう話す。
「他人とも普通にコミュニケーションも取れるし、職場の同僚との関係も良好でした。後輩の指導にも優れていて、直属の上司も“あと数年で主任に昇格できる”と期待していたほどです」
マンガやゲームが趣味の、親孝行な優しい男。あなたの近所にもいそうな青年像だ。

センセーショナルに報道された、部屋から見つかったものがなければ、
この人物を事前に危険人物と判断出来ないでしょう。
近所の住人からも変な人とは認識されていないですし
逆にこれだけの情報で危険人物扱いしたら、そっちの方が怖いです。
あ、そうそう昼の2時半に家にいたのは夜勤だからです。
(毎日ふらふらしているわけではないです。念のため)


http://www.zakzak.co.jp/top/t-2004_03/1t2004031305.html
の記事から引用。

 平成8年4月、特技だったマンガの腕を伸ばそうと上京し、マンガ家を養成する専門学校へ進学した。

 同時に新聞奨学生となり都内の新聞販売店で配達や集金の仕事で学費を稼ぎ、「母1人子1人の家庭だから、母親想いで、よく電話をしていた」(新聞販売店店主)と最近ではめずらしい孝行息子だった。

 また、「お客さんウケは最高。とにかく仕事はマジメ。お年寄りに人気があって、集金から帰るたびに、果物や菓子をごっそりいただいて、みんなに分けていた」(同)と同店でも評判は上々だったという。

オタクっぽいと指摘された部分。

ただ、「人気漫画などの単行本が100−200冊はあった」「集金のメモで『2匹の犬がプリチー=プリティ』と書いてあった」(同)などオタクっぽい一面も見せたこともあったという。
(略)
だが、「高崎に帰ってきてもカラオケではアニメ『ドラゴンボール』の主題歌を熱唱していた」(友人)とオタクぶりは健在。上司は「人間関係はまんべんなく付き合い敵は1人もいなかった」と評価するが、「深く付き合った友人はいない」とも。

この記事だと表にはロリコン*1的な部分って、全然出てないですよね。
さきほども書きましたが、これだけでは危険人物とは思えないです。
近所にこういう人がいても、特にオタクとも思わないでしょう。
こういう例は適当ではないのですが、

  • 典型的なオタクルック、リュックにビームサーベル(ポスター)で歩いているとか、
  • 毎日ふらふらしていて定職についてるようにみえないとか、
  • 小学生をにやにや見ているとか、

なにか普通と違った所が見えないと、不信の目で見るのは難しいと思います。
とはいえ、そういったオタクが全て犯罪を犯すかというと違いますし、
全てのオタクが犯罪を犯さないかというとそれも違います。


数年前の話ですが、橘高と一緒に娘をベビーカーに乗せて出かけていました。
ちょっと銀行でお金を下ろす間、橘高と娘は表で待っていたのですが、
「可愛い娘さんですね〜」とニヤニヤしながら声をかけてきた若い男がいました。
橘高がなんだろうという顔をすると、
「怪しいものじゃないです。公務員ですから*2」とニヤニヤしていたそうです。
すぐに私が出てきたので、その男は逃げるように去っていきました。
私が知り合い?と聞くと、「全然知らない人、気持ち悪かった」と答えました。
このようにあからさまに怪しければ、気をつけることも出来ますが、
普通に見える人に気をつけるのはかなり難しいです。


こっからは完全に想像の範囲ですが、
私はなぜ事件を起こしたかというと、内圧が上がりすぎたのではないかと思います。
どうもオタク友人がいなさそうで、一人で趣味のことをやっていたのではないかと。
オタクというと語りがたる癖*3があると思います。
自慢とかそういうのも含めて、趣味について語り合える人たちがいると、
話すことでの満足感で、溜め込んでいたものをある程度、発散できるのではないでしょうか?
(まあ、黒磯の事件のようにふたりで犯罪を起こす場合もありますが)

*1:この場合、マスコミが使ってる意味で

*2:実際、知り合いの公務員に付きまとっていた公務員だったようです。特徴が一致しました^^;かなりやばい人らしく色々たらい回されていたようです

*3:こういうことを延々と語っている私もそうですね^^;