イラク邦人拉致について

http://d.hatena.ne.jp/guide/20040425#p7
http://d.hatena.ne.jp/toronei/20040425#1082877937
↑こちらあたりで取り上げられている↓の唐沢俊一さんの日記が面白いですね。
http://www.tobunken.com/diary/diary.html
結局、メディアを利用しようとして失敗した感が支援団体にはありますね。
持っていき方を間違わなかったら、小泉支持率はかなり下げられたと思います^^;


さて、それでは本題。
週刊ポスト5/7・14号
曽野綾子さんの昼寝するお化けより引用。(原稿書かれたのは解放前の4/14)

イラク国民」のために働く人間を誘拐するとは何事だ、と日本人は言う。しかし「イラク国民」などというものも実質にはないのである。人道のために働く、というような一般的な姿勢は通じるはずだと思うのも、日本人だけのひとりよがりな判断で、彼らが問題にするのは、どの日本人がどの部族のために働いているか、だけである。日本からのボランティア団体の活動によって利益を得るのが自分の部族でないならば、そのボランティアは「いいことをしている人」ではなく、まったく縁のない人かむしろ悪いことをしている人ということになる。その意味では、自衛隊の活動も、西側社会からは正義の戦いへの参加と認められ、イラクに住む人たちからは「サマワの部族のために働く人たち」と判断されているだろう。

この記事は全文読んでもらった方がいいです。
わりとメディアでふれられていなかった部分で、モヤっとしてた感じがスッキリしました。そうなんですよ、イラクって部族(宗教の派閥とか)の論理だから、イラク人にとったアンケートとかが引き合いに出されて総意みたいに扱われるのが凄く気になってたんです。
自衛隊についてのサマワの新聞のアンケートっていうのはサマワ市民の声としてわかりますが、イラク国民20名程度に取った電話アンケートなんてまったく意味がないですしね。


あと、尻馬に乗った形で↓こういう発言する政治家はどうかと思います。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20040426/K0026201911071.html
活動に賛同して準備をちゃんとしないまま自分も行こうと思われないように、釘をさす形で発言できるのは、首相、官房長官外務大臣、外務次官ぐらいですかね。