二次創作について7

http://d.hatena.ne.jp/takanoe/20040904#do
↑前回、ちょっと極端な話になりましたが、
今回は作品に対するスタンスについての話を少しします。
二次創作といういうのは、あくまでも原作があるものです。
それをどこまで(どのように)アレンジしていくのかが、描き手(書き手)の想像力だと思います。


さて、私の個人的な話になりますが、
二次創作に触れた最初の記憶の一つが、アニパロコミックス(みのり書房)です。
月刊OUTの1982年8月号臨時増刊として発行され、途中でアニパロコミックスとして独立。
アニパロコミックスJUNIORと毎月交代で発行されていました。*1
1993年3月号で休刊しましたが、10年近く出ていたのですね。……多分、実家に全部揃ってます^^;
オリジナル作品も入っていたりしましたが、
私が観ていない、読んでいない作品のパロもたくさんありました。
当然ギャグが多いのですが、わりととんでもない設定だったりするものがあり、
ああ、なんでもありなんだ。と刷り込まれたように思います。
原作を知らなくても読める、読ませることができるのは作家の力量があり、
編集がちゃんとついているというのもあったのだと思います。
そして、原作を知っているともっと面白く読めるのが、個人的にはいい作品だと思っています。
原作を自分の中でうまく消化して、全体的に原作とかなり変えていても、
この部分は逸脱しないという基準があり、それをうまく読み手に伝えられると、
読み手としてはあまり違和感なく楽しめるのではないでしょうか。


そして、逸脱しない基準というのが、女性向けにおいてはキャラクター間の関係が重視され、
男性向けだとキャラクターの設定など、設定部分が重視されているように思います。*2

*1:http://homepage2.nifty.com/out-site/こちらを参考にさせていただきました

*2:描き手(書き手)が女性か男性かによって違う気もします。女性だと人間関係、男性だとキャラ設定や世界設定を重視している作品が多かったように思います